オーロラを観る。

旅行

なぜオーロラを観るのか

未知だから。みんな知ってはいるものの観たことがある人は多くありません。世界不思議発見で見たカメラ越しのオーロラと実物に違いはあるのか興味がありました。更に分かり易くすごいので自分がおばあちゃんになった時に孫に話したいと思いバケットリストに追加しました。

方法(どのようにして観るか)

日本からツアー会社を利用して行く方法。

当時、この方法は10日間で約100万円かかりコストパフォーマンスが悪いと考えました。また、私は昔から団体行動が苦手で最初から最後までみんなで行動する感じのツアーに10日間も耐えられる自信がありませんでした。

ある程度英語の勉強をして自力で現地に行く。(完全一人旅)

私はこちらの方法を選択しました。当時、コスパやタイパについて考えるよりも団体行動10日間の方が吐き気がしました。言うまでもなく英語が話せる友達を誘うなんてことをしたら最後一生行けません。モチベーションが違ったりすると仕事の休みが合わなかったり金銭感覚の違いなどの色々なストレスの発生が予測されます。ひとりであれば問題ありません。行きたい時に行って、行きたくなくなったら辞めればいいだけです。英語ができれば後々どこでも行くことができて便利、早くオーロラが観たいわけではないということも理由にあげられます。

準備

英語むつかしい

まず、留学に行くために仕事を辞めました。というのも1年ほど独学で英語をやったりやらなかったりした結果、仕事との両立はできないと判断しました。ファミレスで週1カナダ人とレッスン、TOEICに挑戦、オンライン英会話、自己啓発系のYoutube全てしましたが、無理でした。ちなみに私は実家住みで激務と呼べる仕事ではありません。

アイルランドへワーキングホリデーへ出発(最終的にただの留学に)

大分、遠回りをしているなという自覚がありました。アイルランドに行く前に死なない程度の英語を身につけようとフィリピンに2ヶ月留学にも行きました。そこで色々な種類の絶望を味わい、果たして留学は必要なのか、仕事に戻った方が楽でお金もかからないのでは?私は留学は向いてないのかもしれない。というのも異文化コミュニケーションにもそこで出会った人にも全く興味ありませんでした。そこで英語を学ぶ上でコミュニケーションは切り離せない存在であることに気づかされました。学生時代常に理系だった私にとって一種のカルチャーショックでした。しかしそんなことに気付いた気付いていない関係ありません。その時すでにエージェントへ約200万、日本→アイルランドの飛行機代を約20万払った後だったので引き返すことができず、複雑な気持ちのままアイルランドへ出発しました。

語学学校に通う生活(6ヶ月)

アイルランドでの生活はフィリピンほど緊張感はなく順調に始まりました。アイルランドには野良犬もデング熱もありません。しかし毎日、午前中の4時間学校に行くだけなのに脳が疲れて疲れて、仕事をする余裕はないと早々に判断し、仕事を断念しました。仕事をしないと踏ん切りがつけば毎日イージーモードで海外生活にも慣れて行きました。正直この決断に関してか後悔の方が大きいです。後半すごく暇を持て余しました。

オーロラ旅行の計画

私は初めにオーロラをアイスランドで観ようと計画しました。少し高めの15万の3日間アイスランド1周オーロラ現地ツアーに申し込みました。あれ?団体行動が嫌で英語勉強したのでは?と思うかもしれません。この時点の私はフィリピンとアイルランドで揉まれたことによりツアーぐらいは耐えられるようになっていました。私は気づき始めていました。日本人や知人に気を遣うのが疲れるのであって、知らない外国人に気疲れする必要はないと。更に都会でもないアイスランドを1人で観光するのは無理があり、ツアーが一番効率よく回ることができると思います。申込後、なんとなく不安になりました。ここまで準備して観れなかったらどうしようと。可能性はあります。何せ3日間のうちオーロラを観るチャンスは2晩のみ。考えた結果、フィンランドのロヴァニミエという場所に保険をかけました。私はパーフェクトニートです。時間なら腐るほどあります。ロヴァニミエはサンタクロースのオフィスがある街です。そこでは夜のみの3時間のツアーに2晩申し込みました。オーロラが見えるポイントへホテルから連れて行って戻ってくるだけというもの。保険なので安いツアーにしました。

いよいよ出発

アイスランド

アイスランドに出発。何日も前から天気予報を確認していました。見事に3日間雨でした。15万なあ。そのツアーのメインの目的はオーロラであるもののアイスランドの自然の名所をたくさん回ってくれて、結果的にいいツアーではありました。

このようにしっかりと楽しみました。アイスランドの旅行記も今後じっくり書いていきたいです。

保険のフィンランド

結果的に保険のロヴァニエミの2日目にオーロラを観ることができました。1日目の昼に、今日はオーロラ見えない可能性が高いからツアーキャンセルします。安心して返金されるよ。とメールが来たときは痺れました。

オーロラを観る。

凍った湖の上でオーロラを鑑賞しました。空の4割ぐらいがオーロラで埋め尽くされ、よくみんなが言っている自然の天体ショーが繰り広げられていました。もやのようなもの、螺旋状のもの、大きな1本線のものオーロラは流動的で写真を撮っている間にも次々と変化していきました。大きい一本線のものが活発に動き始め、1つの大きな輪っかになったのちに強い光を放ちながら、螺旋状の大きな輪を作り、歓声が上がりました。変化していく様はよく生きものに例える人がいますが、私はそう感じませんでした。確かに地球が生きている感じはしましたが、オーロラ自体が生きものに見えることはありませんでした。どちらかといえば、食塩が水に溶ける時に“うにょうにょ”が見える時がある。それに近いものを感じました。(似てはないです)ガイドの方が今日は特に活発な日だと教えてくれました。

見た感想

オーロラを観た!という感じがしました。正直、人生観の変わるような大きな感情の変化はありませんでした。それも実際に観てみないことにはわからないこと。もちろんオーロラは綺麗で他に例えようのないものでしたが、私にとって自分の中の何かが覆されるものではありませんでした。あと、写真で撮るとオーロラは少し大袈裟に写ってしまいます。

これから観る人へ

保険は掛けられるだけかけることをお勧めします。

最後に

2024年6月に会社を辞めてからオーロラを観るまでにかかった金額を計算して、ツアーに行った時との差を比較してみました。

  • フィリピン2ヶ月+アイルランドの語学学校25週+ホームステイ3ヶ月=¥1,985,443
  • 日本フィリピン往復飛行機代=¥9,600+¥26,400+¥23,656+¥13,500=¥73,156
  • フィリピン雑費=約¥1,000,00
  • 日本→アイルランド飛行機代=¥161,880
  • 先輩の結婚式で一時帰国飛行機代+御祝儀=¥222,252
  • 9月wise請求=€2,074
  • 10月wise請求=€1,726
  • 11月wise請求=€1,312
  • 12月wise請求=€2,417
  • 1月wise請求(5月に日本へ帰国費用を含む)=€4,168
  • 2月wise請求=€3,985
  • 3月wise請求=€3,343

1€=¥160 で計算するとオーロラを観るまでにかかった費用は¥5,586,731でした。
私は3月25日にオーロラを見たので“3/21発 レヴィ&ロヴァニエミとヘルシンキ8日間“¥479,000と比較します。引用:https://www.nordic.co.jp/tour/fl2347/
分かってはいましたが、大分損しています。¥−5,107,731でした。

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